うぉ〜!巨人サヨナラ勝ち!!(2006.04.21)
稽古が始まると日記が書けなくなってしまう。 なぜだろな。 そんなに切羽詰っているわけでもないのだけどな。 書く気持ちが湧かないのだな。 毎日、ただ稽古をしているだけなので、特に書くことがないというのも、書けない理由としてあるんだな。
今日は久々に天気も良かったので、気分転換に、みんなで稽古場を抜け出して、衣裳の買出しに行った。 ついでにオープンしたばかりの巨大ショッピングモール、オリナスを覗いたりして、なかなか楽しい一日であった。
見よ、この笑顔の面々。 稽古場の数倍も楽しそう。
稽古3日目(2006.04.13)
洗濯物が溜まっていく。 まるで梅雨の様。
それにしても強いぞ、巨人軍。 あまりにも強すぎて、なんだか他のチームが可哀相に見えてきた。 今日はついに桑田までが勝ってしまったよ。 600日ぶりの勝利! 長かったねえ。よかったよ。うん、良かった。
『ユタカの月』は、3日目にして早くも立ち稽古。 蓬莱戯曲は、大きな事件や派手なシーンが無い代わりに、 人物の関係性と、交わす言葉がとてもデリケート。 演出の虚構と俳優の虚飾をできる限り取り除いて、 シンプルな芝居を目指したい。 とはいえ、取り澄ました「静かな演劇」を作りたいわけではない。 目指すはエンターテインメント。 誰もが楽しめる娯楽作品にしたい。 そんなわけで、今までとはちょっと違うスタイルに、試行錯誤の連続。 でも、だからこそ楽しい毎日。
昨日は蓬莱君の『ゆきてかえらず』を観てきた。 なんというか、胸の中に甘酸っぱさが広がるような芝居だった。 ひたすらに真っ直ぐな芝居だった。 はっきり言ってしまえば、青臭い芝居だった。 でもその青さが、不思議と気恥ずかしくなかった。 過ぎ去りし日々や、失ったものへの憧憬を感じさせる舞台だった。
詳しくは言えないが、中盤、六角が登場したときには腹が痛くなるくらい笑った。 彼だけはこの座組でも、しっかり「異物」だった。
16日まで、中野ザ・ポケットにてやってます。 『ユタカの月』観劇前に、「モダンスイマーズ」で 蓬莱戯曲の予習をしよう!
稽古風景。初立ちにして、すでにセリフを入れている若者達と、 さすがにまだ台本を手放せないあきら君。
ユタカの月(2006.04.11)
昨日から稽古が始まった。 高橋麻理が『モダンスイマーズ』の本番があるため、 キャストで集まっているのは、 岡森44歳、中原44歳、有馬42歳、犬飼33歳?、岩本29歳の5人。 う〜ん、渋いメンバー。 しかも少人数。 いつになく大人の集団だ。
こんなメンバーでお客さんは集まるのか? イケメンが一人もいないぞ。 大丈夫か、俺たち!?
扉座を愛してくださる、心暖かいみなさん。 どうか、どうか、いつにも増した応援のほど、心よりお願い申し上げまする。
今回、出演者は少ないが、稽古場には若手劇団員が大勢参加している。 ただ見学だけさせているのは嫌なので、キャストの稽古の合間に、同じ台本で彼らの稽古もしている。 これがなかなか面白い。 もちろんベテラン俳優と比べて明らかに下手くそなのだが、たま〜に先輩の芝居より心に響く瞬間がある。
先輩が目の前で演じているのと同じ芝居の稽古をすることで、若手にとって良い修行になるだろうと思って始めたことなのだが、これは意外に、先輩達にとっても良い刺激になるのではないか。 稽古を見ながらそんなことを思った。
明日は稽古をお休みして、早朝から杉並区の富士見小学校で演劇体験教室。 夜は「モダンスイマーズ」の芝居を観る予定。 『ユタカの月』の作者、蓬莱君が作・演出をしている劇団だ。 みなさんも是非一度観てみてください。 今週の日曜日まで、中野ポケットでやってます。
首位。(2006.04.09)
巨人ファンのみなさん、おめでとう! ありがとう!! 今日も勝ちましたなあ。 これで3カード連続勝ち越し。
こんなに強いのはいつ以来だろう。 弱い巨人に慣れてしまったから、なんだか強すぎて落ち着かないぞ。
上手くいっているのは今だけなんじゃないか。 最初に喜ばせておいて、そのうちまた中継ぎがボコボコに打ち込まれる、あの弱っちいチームに戻ってしまうのではないか。 どうも安心して喜べない。 かつての阪神やロッテファンの気持ちが今のオレにはわかる。
金本選手、904試合フルイニング連続出場。 偉い!敵ながら天晴れ!
ところで、行ってきましたよ。滝沢演舞城。 友人の金井勇一郎氏が、この入手困難なプレミアムチケットをプレゼントしてくれたのよ。 彼はこの舞台の美術デザインを担当しているのだ。 すごいぞ、金井勇一郎。 トップスから演舞場まで。扉座からジャニーズまで。守備範囲が広い。
ああそうだ。この先「ネタばれ」があると思うので、これから観劇予定の方は気をつけてください。
あの火災の後、しばらくは盆やセリの電気系統がやられて使えなかったそうだが、幸い数日前から復旧したらしい。 まだ前ゼリは使えないらしいが…。 それにしても、盆やセリを使わずによくあんな大掛かりな芝居ができたものだ。 いったいどうやっていたんだろう。
この芝居も『ショック』同様、最先端の舞台技術を惜しげもなく、これでもかと、注ぎこんでいた。 ラスベガスのショウを観たときに、 「これどういう仕掛けだろう」 「こんなことできたらいいなあ、でも日本じゃ無理だろうな」 などと思っていたものを、ものの見事に持ち込んでいる。
だいたいネタ元は分かるのだが、それをちゃんとアレンジしてオリジナリティを出している。 なんといっても、その技術やノウハウを導入できる、情熱と経済力が素晴らしいと思う。 経済力とはつまり観客動員力だ。
だってすごいぞ。 演舞場2ヶ月、ほぼ即日完売だぞ。 『ショック』も帝劇2ヶ月。チケット取れないし。 東宝と松竹、2大興行会社の本丸を同時期に占拠しているのだからなあ。 恐るべし。
それにしても、ジャニーさんがすごいと思うのは、こんなにお金や労力をかけなくたって、ぶっちゃけお客さんは確保できるわけじゃない? もっと手を抜けるはずだよ。 もっと楽に儲けられるはずだよ。 なのにあのこだわりはなぜ? あの情熱はどこから生まれるんだろう。
しかし。しかしである。 『演舞城』は少し肩透かしであった。 多分、期待しすぎたんだ。 『ショック』ほどのワクワク感はなかった。
第1部は「日本昔ばな史」というジャパネスクレビューで、白虎隊や滝の白糸や夜叉ヶ池など、和モノを題材にしているのだが、どうもいただけなかった。
とてもスピーディーでゴージャスに構成されているのだが、和モノに不可欠な様式美が無かった。 役者さんに日本的な形(かた)が備わっていないので、どうしても稚拙に見えてしまう。 現代モノや洋物なら誤魔化すことができるんだろうが…。 タッキーの上腕2頭筋が美しかった。
次々に仮面を剥いでいく「MASK」という演目は、とても華麗で、ファンタスティックで、ブラボーだった。
第2部はお芝居で、演目は『義経』。 う〜ん。どうしてもっとちゃんと芝居しないのだろう。 う〜ん、わからない。
第3部はミニコンサート。 タッキーが空からオレの横に降りてきた。 なぜか興奮。 やっぱりオーラはある。 「ビーナス」は盛り上がった。 やっぱり知っている曲はいい。
多分このショウも、『ショック』のように、繰り返し演じられていく中で練られ、成熟していくのだろう。
さあ、明日はいよいよ稽古開始! 久々の劇団公演だ。 楽しみ。
隣家の桜の樹に来ては、花をついばんでいる鳥。 蜜を飲んでるのかな?花粉を食べているのかな? これは何という鳥?わかる人教えてください。
春野菜とビール(2006.04.07)
最近は比較的自由な時間があるので、毎日自炊をしている。 料理はオレの数少ない趣味のひとつ。 料理自体も好きだけど、スーパーで買い物をするのが楽しい。 野菜や魚や調味料を見ながら、あれこれ献立を考えながらブラブラしていると、あっという間に1時間くらい過ぎてしまう。
今の時期、春野菜が種類も豊富で美味しい。 春キャベツ、ふき、たけのこ、うど。 特に最近はまっているのが、菜の花とほたるいかの取り合わせ。 3日に一度はパスタの具にして食べている。 ベストマッチだから試してみて。
ふきとか、うどとか、山菜系は下準備が面倒くさいよね。 でも逆にそれが好き。 ふきを板ずり(塩を振り、まな板で転がすこと)して、たっぷりのお湯で茹で、アクをぬく。 すぐに冷水で冷やしたふきの皮を、切り口のほうから何筋か少しづつ引き、途中からまとめて一気に引く。 このむいている時の感触がたまらない。 スイ〜ンと綺麗にむけたときなどは、危うくちびりそうになる。
どうやらオレは筋むきフェチ。 セロリや絹さやを見ると、むきたくてたまらなくなる。 鶏のささ身も筋を見ると放っておけない。
話しを変えよう。 今日は次回公演『ユタカの月』の道具打ち合わせ。 お馴染みの金井勇一郎氏と。 氏のオフィスにて。
彼はとても人気のある美術家であると同時に、日本有数の大道具会社、金井大道具の経営者でもある。
彼はオレが知る限り、日本で一番のビール党だ。 ビールばかり飲んでいる。 2軒目も3軒目もビール。 5時間でも6時間でもビール。 傍で見ていて、腹が破裂するんではないかと心配になる。
最近、本当に多忙のようで、以前ほど一緒に飲めなくなったのが残念。 でも来週は久々に飲むのさ。
打ち合わせ風景。 読売演劇大賞のお祝いに贈った花を飾ってくれていた。
初授業。(2006.04.06)
今日(4月5日)は扉座研究所の初授業。 例年、新年度の一番初めの授業はおいらが担当することになっている。
何事も最初が肝心。 小難しい演技論や、ちまちましたメソッドなぞ後回し。 まずは肉体だ。身体作りだ。 基本は走り込み。 走りこんで足腰を鍛え上げる。 強靭な足腰が強靭な演劇を作るのだ!
だけど今日は朝からすごい雨。 風邪を引くといけないので、走るのはやめにした。 風邪を引いちゃあいけないからね!
代わりにオリエンテーリングをした。 あれ? オリエンテーション? これって、こんがらからないですか? あれ?こんがらがる?かる?がる? 普段よく使う言葉だけど、字にすると気持ちの悪い言葉ってあるよね。
要するにみんなとお話し合いをしたのだ。 和やかな授業になってしまった。
来週は絶対にしごく!
夕方からは、とある仕事の打ち合わせ。 それと、とある芝居のキャスティングのために、とある俳優さんと会って雑談。 なんだか近頃は少し先の、まだ発表することのできない仕事の打ち合わせばかりしている。
最近分かってきたことなんだけど、演出の仕事って、実際に稽古に入る前のほうが何かと煩雑。 作家が決まる前に、企画から立ち上げなければならないことも多い。 中には何度も打ち合わせた企画が実現しない事もある。
でも、この世のどこにも姿形が無かったものが、沢山の人間の労力と時間をかけて生み出される、その現場にいるということが、ほんっとうに楽しい。
ただ、自分がそれに見合った力を発揮し続けられるのか、そのことがいつも不安だなあ。 ハッタリだけではそろそろ乗り切れない。 あぁ…。
今年から研究所講師に加わった犬飼淳治。 なぜ、そんな満面の笑顔? 何故に!?
DOWN TOWN FOLLIES(2006.04.05)
今日(4月4日)は青山円形劇場にて、ダウンタウン・フォーリーズVOL.4を観劇。 島田歌穂、玉野和紀、吉野圭吾、北村岳子という、ミュージカル界きっての業師たちのカンパニー公演だ。
友人の強い勧めがあって、初めて観たのだが、確かに面白かった。 唄とダンスとショートコントと名作のパロディ。 かなり馬鹿げたことを、スキルを持った人たちが余裕を持って演じている。 ただ、上演時間が長かった。 2時間20分、休憩なしで、円形劇場の小さくて固い椅子は辛い。 それはオレだけでは無かったはず。 どんなに楽しいショウでも、生理的苦痛には勝てない。 これは自分がモノを作るときも絶対に忘れてはいけないことだな。
それから客席を見渡してみると、9割以上が女性客。 なんで野郎共はショーを観ないのだろう。
『エンドレスショック』もそうだったけど、女子供だけに見せておくのはもったいない。 もっと男連中も観るべきだ。 絶対に楽しいのに。女性同伴で見ればいいのに。 なんで観ないんだろ。 どうしたら男性客を集められるのだろう。
ショウパブなんかはサラリーマンばっかりだけどな。 あれは接待に使えるからなのかな。 酒も飲めるしなあ。 時間も遅いし。いつでもやっているし。 猥雑なところもいいのかな。 う〜ん。このへんにヒントがあるような気がする。
写真は昨日に引き続き花見の様子。 「たまにはオレの写真も載せてくださいよ〜」とのリクエストに答えて山中たかシとゲストの横山智佐嬢。 山中君は最近忙しくて、ぼくの芝居に出てくれない。
新年度。(2006.04.04)
昨日は扉座研究所第10期生の入学式。
毎年この入学式というものがあるお蔭で、一年の節目を感じることができる。 俺にとって、正月よりもこの日が一年の始まりなのである。 この儀式がなかったら、もっと一年がだら〜っと過ぎていくのだろうなあ。 うん。入学式はいいよ。いい。 節目は大事だよ。
しかし10年かあ。 あれから10歳も年をとったんだという事実を突きつけられるのも、意味のあることだよな。
それにしても、年々、新入生の顔ぶれが幼く見えるのは、俺が年をとったせい? う〜ん、それだけではない気がするなあ。
なんだかどうも、面構えがな、ストレートすぎるんだよな。 その辺歩いてる若者と変わらないんだよな。 みんなとても良い子なんだ。 まあ、良い子でいいんだけど。
多分、芝居の世界に足を踏み入れるなんてことが、そんなに覚悟のいる時代ではないんだろうな。 親兄弟にも反対されないんだろうな。 むしろ応援されているんだろうな。 きっとみんなテレビとかで有名になりたいんだろうなあ(俺もそうだったけど)
しごいてやる。 芝居をやるってことがどんなことか、身体に叩き込んでやる。
うん。そんな情熱を、何よりもオレ自身が持ち続けられる一年にしないとな。
入学式終了後は新入生の歓迎会を兼ねた、恒例の扉座花見大宴会。 今年も来賓の方々が沢山集まってくれた。 こんな粗野でむさ苦しいところにお呼びするのは心苦しいような、業界的にもビックリするくらい凄い人たちが毎年来てくださる。
この花見で新人君たちは、先輩や来賓の前で宴会芸を披露しなくてはならない。 これは結構シビアな場で、つまらない芸、寒いパフォーマンスには容赦ない野次が飛ぶ。 野次られるのはまだ良い方で、あまりにも酷いと、見てさえもらえない。完璧に無視される。 ある意味役者としての力量が試される場なのだ。 さすがに、まだまだ新入生諸君は、学生コンパみたいなノリで、我々を唸らせるパフォーマンスを見せた者は一人もいなかった。
新入生の後は、1年上の先輩が芸を披露しなければならない。 去年一年間の研究所生活を経て、見事2年目に進級した猛者たちである。 新人に対して力の違いを見せつけてくれるであろうと期待した。 しかし、用意した花火やろうそくが、強風のため点火できず、撃沈。 不測の事態に対する備えがない。そもそも小道具に頼りすぎ。
続いては、2年間の研修を終え、今年から劇団の一員になった上土井、新原、安達の番だ。 奴らは天晴れだった。 久々に笑い転げた。 劇団員の実力を見せつけてくれた。 写真をアップしたので、内容は想像してください。 (かなり泥酔していたので、実はあまり内容を覚えていないのであった。)
(2006.04.03)
錦糸町の夜景を背にタップを踏む異形の男。
|