2006年02月                             

(2006.02.20)

昨日は新幹線で故郷・豊橋へ。
市制100周年記念音楽劇のオーディションのため。
小学生から六十代まで、300人以上の人たちが集まってくれた。
せっかく出演を希望して集まってくれた人たちなので、出来れば全員に出てもらいたいが、さすがにこの人数は使い切れない。
丸1日かけたオーディションも大変だったけど、選考はそれ以上に大変だ。

選に漏れてしまった方、本当にごめんなさい。
せめてオーディションそのものを楽しんでもらおうと、スタッフ一同頑張ったつもりですが、どうだったでしょうか。

本日は、蓬莱竜太さんと扉座通信のための対談。
蓬莱さんは何度かこの日記にも書いたが、5月の扉座公演に新作を書き下ろしてくれる新進気鋭、只今超多忙の劇作家だ。
今週中には脚本も書きあがる予定。
楽しみだ。
彼とこの芝居についてはまた時間のあるときに書きますです。

気が付けば『tatsuya』の稽古も残すところあと3日。
いつものこの時期と比べ穏やかなココロもち。
これは良いことなのか、それともその逆か、自分でもよく分からない。



     作家・蓬莱竜太氏と。



昨夜(2006.02.10)

ご機嫌な夜だった。
我が扉座研究生の卒業公演『ラブラブラブ』を観てきたのだ。

この公演の演出から離れて4年。
ここ2,3年は稽古場に顔すら出さなくなっていた。
自分の仕事が忙しいのもあるが、田中君に任せた以上、中途半端に口を出すことはやめようと思っていた。

だからここ数年は、劇場に足を運ぶまでどんな芝居が出来上がっているのか全然知らなかった。

正直な話、客席側から観た最近の『ラブ×3』にはすこ〜し不満な気持ちを抱いていた。

その大きな理由は、総合演出を担当している田中君が、彼なりのオリジナリティというものを打ち出せなかったことだと思っている。
無責任な言い方だけど、どうせやるなら今までの『ラブ×3』をぶち壊してしまえ!一からお前が作り直せ!
と、思っていたんだけど、保守的で堅実な彼はきっちり家風や慣行を大事に守っていた。
みんなの意見もハイハイなんでも聞くしね。
彼らしいといえば彼らしいんだけど、そんな姿がオレは歯がゆかったんだよ。

だけど今回、ついに彼はやってくれました。
新しい『ラブ×3』を生み出した。
それも実に彼らしいやり方で。

座長の日記にも書いてあったけど、犬飼や有馬が実にいい仕事をしている。
特に犬飼については、今まで知らなかったすごい才能を発揮している。

研究生の演技、ドラマの展開、小道具や衣裳など、沢山の先輩達のきめ細やかで暖かい目が舞台の隅々にまで行き届いている。
そしてそれぞれの演目にそれを担当した座長や有馬や犬飼たちのテイストが色濃く出ていて、尚且つそれらが渾然一体となってより深い味わいを出している。とてもいいバランスだ。

でも、それもこれも、ちゃんと人に任せられる田中がいてのことだと思う。
俺にはできない。
このスタイルが彼のオリジナリティなんだな。
周りに刺激されて、座長もいつもより力が入っている。(多分、間違いない。)
田中も経験を積んで、舞台構成や、照明や音響などの作り方のセンスがアップしている。もちろん優秀なスタッフさんがいてのことだけど。

もとより経験も実力も備わっていない研究生達である。
でも、だからこそ演出や指導する先輩達の力次第で、その技量や輝きは無尽蔵に引き上げられる。
今回の『ラブラブラブ』を観ていて、研究生の一人ひとりの顔がオレが稽古場で見ていたそれと全く違っているのに驚いた。
みんな上等な面構えになったじゃねえかよ、と思った。
こんなことはここ数年では記憶にない。

本当に素直にいい芝居を観させてもらった思う。
そしていつもいい芝居を観たときはそうなんだが、自分がそれに関わっていないことがちょっと悔しい…。



身体が悲鳴をあげている(2006.02.02)


というのは大げさだけど、筋肉痛であちこちが痛い。


今やっている芝居は鐘下さんの15年も前の作品で、アングラな匂いが残ったかなり過激な芝居なのだ。
対して今回の出演者の大多数は、アングラどころか小劇場演劇すらほとんど知らない世代・キャリアの役者さん達で、これはもうオレが若い頃やってきた無意味にキツイ肉体訓練でシゴクことから始めにゃならんだろ! ということで、毎日全員でランニングや筋トレを稽古前にやっている。

合言葉は『特権的肉体』!
分からない人は分からなくてよろしい。

もちろんおいらは先頭を切って走って跳んで、余計に持ち上げたり曲げたり伸ばしたりしている。

案の定、野郎どもはまともについて来られずにヒィヒィ言ってやがる。
まったく若いくせに最近の奴らは貧弱で困る。

なんて、みんなの手前「ち〜とも痛くな〜い」と涼しげな顔をしているのだけれど、ぶっちゃけ正直やばい。
腰に来ている。足に来ている。背中に来ている。
朝、腹筋が痛くてベッドから起き上がれない。
こんなこと日記に書いて奴らに見られたらバツが悪いのでこれを見ていないことを祈るのだが…。


昨日はおいらの44回目の誕生日。
どうよ。44歳。ゾロ目だよ。
こんなんでいいのかオレ。

昨日風呂場で「今がわかる時代がわかる 世界地図」というのをパラパラ読んでいたら、世界の平均寿命というのがあって、コンゴ民主共和国の平均寿命が44歳だった。
ジンバブエは37歳だよ。
だからなんだということはないけど、いいのかオレ、44歳。

昨日稽古場でみんなが誕生日を祝ってくれた。
全員が今回初めて会う人たちだったから、オレのほうからもちろん誕生日なんか言ってなかったし、みんな当然知らないと思っていたからビックリした。
嬉しいけど照れくさかった。
バカラ(!)のグラスをプレゼントされた。
ビックリ。


みなさん、お芝居よかったら観に来てください。
チケットあと僅からしいです。
なんでそんなに売れているんだろ。
嬉しいけどちょっと複雑…。





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