2005年06月                             

すんません(2005.06.29)

 『サクラ大戦』の稽古が27日から始まった。
 扉座からは過去最高の7人が参加させてもらっている。ルオ、ガン、健太、研2の安達、新原、上土井、大野。
 
 通常、扉座なら読み合わせ稽古を3,4日やって、徐々に立ち稽古をやりながら芝居の段取りをつけていくのだが、この座組はそうはいかない。
 2部構成で、時間も内容も普通の芝居の2本分あるし、アクロバットあり、アクションあり、歌あり踊りあり、爆薬あり、いくら稽古時間があっても足りない。
 なので、稽古二日目からバンバン立ち稽古や、振り付けをやっている。
 稽古後も美術、特効、振り付け、音楽、殺陣、テキレージにスケジュール調整。毎日会議、会議。

 演出の準備が追いつかない。ヒイ。

 と、まあ、泣き言を言いました。

 で、つまり、この1週間くらいが勝負どころなので、日記書けそうにありません。すんません。

 そんなわけで、また来週〜。

 

 
 



ろーふーでルービ(2005.06.25)

 あっつぅ〜い一日だった。
 昼間ずっと自宅で仕事をしていたんだけど、暑くてまいった。でも、まだ6月なのに冷房を入れるってのはなんだか口惜しくて、部屋中の窓を全開して耐え忍んだ。

 昼の1時ごろだったかな、クソ暑いし仕事も煮詰まってきたし、そんなかなりイライラしているところへ、どこからともなく「ピピピ・ピピピ」と目覚まし時計のアラーム音が…。

 あの音ってかなり気になるよなあ。しかもいつまでたっても鳴り止まない。たぶん同じマンションのどこかの部屋で鳴っているんだけど、持ち主は出掛けているのかな…。
 まあそのうち止まるんじゃないかとガマンしていたけど、結局5時間くらい鳴り続けていた。相当根性のある時計だった。

 そんなわけで、不快指数のめっちゃ高い一日であったのだ。
 今朝テレビで観た占いでは、みずがめ座は12星座中1位だったのになあ…。

 

   (こんな日は風呂上りにルービだろ。)



2−2(2005.06.24)

 惜しかったぁぁぁぁあ〜ニッポン!!
 もうちょっとだったなあ。
 
 2点目を入れられたときには、そのあまりの鮮やかさにあと3点くらいは軽くとられるんじゃないかと思ったが、よく引き分けた。

 だけどあれだね、アジア予選の時とは全く別のチームみたいだねえ。高いレベルのチームとやると、こっちのレベルも引き上げられるのかな。
 芝居でもそういうことあるからな。本当に良い役者と絡むと、下手な役者も見違えるくらい良い芝居をすることがあるからな。
 
 今日も若手稽古をしていたんだけど、やっぱり若い奴だけだと、勢いに乗ったときはよいけど、落ちていくときは見事にみんなで落ちていくな。
 しっかりボールを落ちつかせる奴がいない。
 最近、岩本君も稽古に来てくれないし、手本になる先輩がいないと稽古も大変だよ。
 ま、今じゃガンちゃんが手本かよ、ってはなしだけど。 

 それにしても、返す返すもギリシャ戦だ。あの試合でもっとちゃんと点を取っていればなあ。
 あれだけ得点チャンスを逃したチームは、やっぱり罰をうけるんだなあ。



  (稽古場で今日もやらかした上土井くんをみんなで吊るし上げているの図)



北斗と吉宗(2005.06.23)

 ちょっとした仕事をするときに利用するカフェが近所にあるのだが、今日、『サクラ大戦』のプランを練ろうかなと思って行ってみたらあいにく臨時休業だった。
 しょうがねえなあ、他のサテンでも行こうかなと思って踵を返したら、向かいのパチスロ屋が目に入った。

 かつてのおいらは、かなり気合の入ったスロッターであったわけなのだが、思うところがあって…(ぶっちゃけ負けが込みすぎたので…)半年くらい前からきっぱり足を洗っていた。
 もうほんとにね、スロットはこりごりなんだよ。 
 だから、どんなにパチスロ屋の前を通ろうと、全然平気だったんだ。
  
 だけど、今日はなぜだろう、気がついたらふらりと店の中に入ってしまった。
 そして、北斗の前に座ってしまったのだ。

 あんなに、座長に北斗北斗騒がれたら、こっちの血も騒ぐちゅうの!
 よ〜し、クリキンのあの曲を聞いてやろうかと、勇む気にもなるっちゅうの!

 結果は言うまでもなく、血の気が引くほどの惨敗。
 途中、銀行に3度も足を運んでしまった。
 オレ、弱いんだよ。スロット。昔から。 

 もうね、取り返しがつかないほど負けたのだよ。
 だけどね、もう後戻りが出来ないのだよ。
 ここでやめたらもう取り戻せないじゃん。
 だけど、かと言ってこれ以上傷口を広げるのも恐ろしい。
 
 まさに、行くも地獄、戻るも地獄、よ。

 で、すっごく口惜しかったんだけど、北斗をあきらめ、残り少ないお札を握って、吉宗という台に移ったんだ。
 血走った目で、「ヨコウチヨコウチ」と呪いの言葉を吐きながらレバーを叩き続けたよ。 

 奇跡が起こったね。

 残り1000円でビッグをひいて、その後スランプなしで引き続け、あっという間に6000枚ゲット。
 なんとか、取り返したよ。

 だけど、人との待ち合わせに1時間遅れ。
 ああ、駄目なオレ。ダラなオレ。

 
 北斗はつまんない。吉宗のほうが絶対面白い。



砲台グリーン(2005.06.20)

 一週間後に『サクラ大戦』の稽古が始まる。なので、結構お尻に火がついているのである。準備しなければならないことが山ほどある。
 だけど昨日も結局ずっとスポーツ中継にかじりついていた。U−20にF1に全米オープンだ。気付いたらすっかり明るくなっていたよ。
 U-20はなんとか予選突破。とりあえず良かった。
 なんといってもトヨタだよ。ついにポールポジション獲得。60戦目の快挙。興奮したなあ。琢磨もまあまあのポジションだし、去年の表彰台をまた見たいなあ。

 今日はコンフェデにF1の本戦。やばいなあ。明日は9時から専門学校で教えがあるんだけどなあ。




 こんなことってあるの?
 
 ミシュラン勢がみんなレースを降りちゃったよ。今、テレビではたった6台でレースをしている。
 唖然、呆然。
 せっかくトヨタがポールだったのに…。せっかく琢磨の得意なコースだったのに…。
 
 そんなことより、これはF1存続の危機じゃないかい?




   打ち合わせ中の広井王子氏とおいら。



つゆぞら(2005.06.16)

 今日は梅雨らしい一日だった。

 う〜ん。どうもここに書くネタがないなあ。

 一昨日、とある芝居を観たのだが、あまり書く気力が湧かないなあ。つまらなかったわけじゃないけど、かと言ってすごく面白いというわけでもない。語るエネルギーが出てこない。
 それに今じゃ、どの芝居を観ても大抵知り合いが関わっているからなあ。感想も書き難いよなあ。
 
 今日は若手稽古をやった。
 が、少し停滞気味。一回、一回が勝負なのにな。
 だから少し怒った。上土井がしょげた。

 あまり飲む気がしなかったので、今日は『一力』に行くのをやめた。おばちゃん待ってたかな?


 そうだそうだ、本日のトピックス。
 稽古の帰りに、山口景子がラーメンを奢ってくれた。
 「いつもご馳走になっているので…。昨日、給料日だったんで…。」だって。
 後輩のしかも女子に奢ってもらうとは…。なんだか嬉しかったのでお言葉に甘えた。


 それにしても松井秀喜はすごいな。
 ただ連続出場の記録をつなげるためだけなら、格好悪いから出てこないでくれって思ってたけど、ホームランとあの激走だものなあ。格好いいよ。
 それに、どんなに調子が悪くても、きちんとインタビューに応じる彼は、プロの手本だと思う。
 イチローはそんな松井のことを「記者を甘やかしすぎる。あれでは記者が育たない。」と批判しているけど、オレは松井の態度のほうが圧倒的に好きだ。

 そんな松井の姿を見て少し反省。
 彼のショウマンシップを見習わねば…。書くネタがないんじゃないんだ。書く気持ちが大事なんだ。きっとそうなんだ。
 だけど松井のように、色んな人から関心を持たれて、質問とかされたら、色々答えることも出来るのだがなあ…。だがなあ…。
 

 巨人は今日も完封で4連勝! 交流戦の最後が楽天でよかった。
 


  
      
     今日のオレ(ピアノマン?)



アスヲロック(2005.06.13)

昨日はタツヤの芝居を観てきた。座長の日記にも書かれていたが、扉座研究所の卒業生だ。
 魚を捌くことは得意だが、芝居の事なんか全く知らない男だった。あいつが自ら一座を興して、芝居を打つ様な情熱を持っているとは思わなかった。
 
 芝居の感想は本人に直接言ったので、ここには書かない。
 千秋楽の客席は満杯で、そしてとても暖かい拍手が彼らに贈られていた。
 こんなに応援してくれる人がいるのだから、もっと戦え。


  

 『アスヲロック!!!』のチラシ
 いいチラシだ。(扉座通信でお馴染みの成澤望氏のデザイン)



ロミジュリ(2005.06.12)

 ちくしょう、風邪が悪化しちまったぜ。
 こんなときに限って、二日連続で研究所の授業だぜ。
 今週から『ロミオとジュリエット』をやることになっていた。だから観たよ。十数組のロミジュリを。

 やっぱり何というのかなあ。女の子はジュリエットとか好きなんだねえ。みんなそれなりになりきっていた。
それに比べて男のほうは、なんだかだらしない奴が多いなあ。ラブシーンなんか男のほうがうろたえているよ。抱くというより、抱かれているんだよ。
 まあ、ラブシーンに限らず、女子をリードしようっていう気持ちがないものな。男のほうが女に甘えている。最近の傾向か。

 ところで、「おお、ロミオ、ロミオ。どうしてあなたはロミオなの?」っていうセリフがあるじゃない?
 あれってなんで、みんな同じ口調になるんだろう。なんか、セリフの言い方が刷り込まれていないか、俺たち…。
 あの口調ってだれの口調なんだろう。誰のを聞いて俺たちあの「おお、ロミオ」っていう言い方を刷り込まれたんだろう?
 まあ、どうでもいい話か。


     

     9期生たち。

 



う〜風邪ひいたあ(2005.06.10)

 今日は若手稽古の日。みんな自主稽古をしてきたみたいで、大分こなれてきたかな。
 台本の役数に対して、女優は余っているのだが、男優が足りなくて、今日から去年の卒業生・佐藤輝彦くんが参加することになった。今年残れなかったけど、独特の個性があって俺は好き。なんかあったら呼ぼうと思ってた。
 
 終演後、いつものように『一力(いちりき)』でお疲れ会。稽古場の隣にある、お世辞にも綺麗とは言えない小さな居酒屋だ。
お世辞にも若いとは言えないおばちゃんが一人でやっている。
 このおばちゃんの人柄と、恐ろしくリーズナブルな飲み代に惹かれてぼくらは足繁く通う。
 最近は色んな劇団や役者連中にも知られてしまい、入れないことが多い。稽古帰りの有名俳優もよく飲んでるよ。ホットなスポットだ。
 本当に安いよ。今日も飲んで食って、一人頭900円位だった。たまに飲みすぎて1500円くらいになると、おばちゃんが本当に悪そうに、ごめんねごめんねとあやまる。こっちがごめんねだよ。
 
 

 う〜頭痛てえ。この2,3日風邪気味だったけど、こういうときこそ甘やかしちゃいけないと、無理して泳いでいたけど、ちょっと悪化。だらしねえぜオレ…。 
 『一力』の謎の焼酎の飲みすぎか。(写真の焼酎は入れ物だけで、この容器に謎の一斗缶から別の酒を移す。)
 マキノさんがトンカツ食ったら風邪直ったって、日記に書いてたな…。明日食べてみよう。




    今日のオレとナオン。



ZIPPER(2005.06.08)

 今日は品川プリンスのクラブeXで、『ZIPPER』というホラーミュージカルを観てきた。このところ司会に演出に大活躍のラサール石井さんの作品だ。
 怖くて面白かったよ。いやいや、ほんと、かなり怖かった「うわっあ!」って不覚にも叫んじゃったシーンがあったもの。 
 幾重にも騙しのストーリーが重なり合っていて、最後まで結末が読めなかった。十二分に楽しめた。

 ただその上で少し言わせてもらえば、ダンスや歌が、なんだかとってつけたようでワクワクしなかった。役者さんのスキルはものすごーく高いんだけど…。
 ストーリーの合間合間に、ショウ的要素でミュージカルナンバーやなつかしの歌謡曲が使われるんだけど、素直に楽しめないんだな。いや、楽しいのは楽しいんだけど、魂を揺さぶってくれない。これはこれ、みたいな感じで…。
 
 気持ちが溢れすぎて、喋ってる場合じゃないよ、もう歌うしかないでしょ、踊るしかないでしょ、というのがミュージカルの良さだとオレは思っているので、歌や踊りがストーリーや登場人物の心情に密接に関わっていないと、なんだか気持ちが乗っていかないんだ。
 
 先月観たパルコの『最悪な人生のためのガイドブック』もそうだった。断っておくが、この舞台は今年観た芝居の中で、1,2を争う良い芝居だった。すごく良いホンだった。楽しかった。
 だけど、なんか、作者のミュージカルに対する照れみたいなものを感じたんだよね。ミュージカルミュージカルしているのは恥ずかしい、みたいな。だから微妙にはずしているという感じかな……。

 で思ったのは、多分、ラサールさんや鈴木聡さんなんかの年代の人は、ミュージカルとのファーストコンタクトがあまり良くなかったんじゃないかな、ということ(時代的に)。昔は、確かに観ていて恥ずかしくなるミュージカルって多かったからな(今もあるけど…)。だから、ちょっとミュージカルに対してハスに構えているんじゃないかな、っていうような気がする。
 だからこそ面白いという人も沢山いると思うし、それでいいと思う。完璧オレの個人的感想。



 せっかく品川まで行ったので、開演前に話題のアクアスタジアムで遊んだ。平日の夕方前なのにすごく混んでた。1350席のイルカプールは8割がた埋まっていたし、アシカショウは満席で入れなかった。
 『サメとエイの海中トンネル』が楽しかった。ちなみに今日の写真は、「ドワーフソーフィッシュ」というきわめて珍しいエイの裏側。世界唯一の展示らしい。ノコギリザメみたいだった。
  

 
     今日のオレ。



bjリーグ (2005.06.06)

 今日はとある仕事の関係で、座長と赤星と3人で、bjリーグのドラフト会議を視察して来た。
 bjリーグとは、今年の11月から開幕するプロバスケットボールの新リーグだ。世間的にはまだあまり知られてないと思う。ぼくも最近まで全然知らなかった。

 バスケって、みんな1度はやったことのあるスポーツなのに、いまひとつ人気がないよな…。NBAは、ぼくの周りでも熱狂的なファンが沢山いるけど、日本のバスケファンって聞いたことないなあ。

 でも最近、田臥勇太がNBAのサンズに短い間だけど入団したように、日本選手の実力はかなりアップしているらしい。配布されたドラフト有力候補選手の資料をみると、確かに留学先のアメリカの学生リーグでMVPをとってたり、オールスターに選出されていたり、ドイツのブンデスリーグに所属しているなど、なかなかすごい経歴の選手がいる。

 それから、ビジュアルのいい選手がたくさんいた。上手くいったら人気が出るんじゃないかなあ、と思った。興味のある人は先物買いで要チェック。


    

         今日のオレ 



イン・ザ・プール 2(2005.06.05)

 かなり昔。もう16年以上前になるのかなあ、座長が日頃の運動不足を解消すべく、スズナリのならびに出来たばかりのスポーツクラブに通い始めたんだ。主にプールで汗をかいていたらしい。

 当時はまだそんなに健康ブームでもなく、今ほどスポーツ施設の数は多くなかったと思う。少なくとも俺たちの周りでジム通いをしている奴なんか、一人もいなかった。
 貧乏エンゲキ青年で、人一倍ひがみっぽかった当時のオレは、
「けっ!ちょっと金があるからってよぉ、芝居もんがスポーツクラブになんか通うなよ。運動したいなら走れ。アスファルトの上を走れ。」
などと、密かに毒づいていた。

 だけど、心の奥深いところではきっと羨ましかったんだと思う。いつかはオレも…。そう思ったことだろうよ。
 
 前髪をなびかせながら若き日の座長が通っていた、線路沿いに立つその白亜の殿堂は、貧乏エンゲキ青年にとって、なんというか…、「成功の証し」みたいに映ったんだね。
 今思えばずいぶん身近な成功だけど…。

 あれから10年以上かかって、やっとおいらもプールに通えるようになったよ。
 あの頃の思いは年を重ねても褪せることはなかった。今の部屋に決めたのだって、歩いて1分のところにスポーツクラブがあるというのが一番の決め手だったからね。

 で、今はほとんど毎日通って泳いでいるというわけ。でも水泳は苦手だったので、最初の頃はバシャバシャと30分程度、水と戯れているだけだった。
 ところが、この1年くらいかなあ、急に泳ぐことが楽しくなってきた。楽しいというか、もう泳がずにいられない、といった具合。
 毎日最低3キロは泳いでいる。時間があって調子のいいときは5キロ以上ぶっ続けで泳ぐ。

 ランナーズハイという言葉があるけど、まさにスイマーズハイだ。長く泳いでいると、たぶん脳にエンドルフィンが分泌されるんだ。
 そのときの体調によるけど、泳ぎ始めは苦しくても、1キロを過ぎたあたりからじわじわと気持ちよくなる。なんだか楽しくなる。呼吸も全然苦しくなくて、普通に道を歩いているような状態だ。
 仕事で泳ぐ時間をとれないときなどは、泳ぎたくて泳ぎたくてムズムズする。


 奥田英朗の『イン・ザ・プール』という小説がある。松尾スズキ主演でもうすぐ公開される映画の原作本だ。
 この小説を最近読んでびっくりした。この男、オレとおんなじじゃん。
 
 この短編小説の主人公は、仕事のストレスから心身症を患い神経科を訪れる。そこでストレス解消に運動を勧められ、若い頃比較的得意だった水泳を始めるが、今度はその水泳にどんどん依存していってしまう。泳いでいるときは、確かに体調がいいのだが、その代わり仕事で泳げない日は禁断症状で言いようのない不安感がこみ上げたりして、かえって病んでいくという話。

 まあ、おいらはそこまで病んでいないと思うんだけど、プチ依存症が入っているのは間違いないなあ。
 でも世の中には色んな依存があるからなあ。
 ラオウを求めて、無人の荒野をあてどもなく彷徨わずにはいられない、なんて依存症もあるしね。

 ちなみにオレはつい最近まで、ガッツ石松の台に依存していたけどね。(芝居で次郎長やるから、やっつけてやらねばと思って)
 

  
 



イン・ザ・プール(2005.06.03)

 今日は朝から研究所の授業。週に一度の早起きの日だ。
 なんつうかねぇ、朝からサラリーマンや学生さんに混じって満員電車に乗って仕事場に向かうっていうのは、なんだか晴れがましい気持ちになるねぇ。まじめに働いているっていうの?世の中の役に立っているじゃんオレ、っていうの???


 研究所の授業は『語り継ぐ者たち』の台本を使っている。いくつかの場面を抜粋して、実際に研究生たちに演じさせている。

 肉体訓練や発声などの地道な訓練をさせると、いまひとつ覇気のない彼らだが、セリフを与えてやると途端に活き活きするから面白い。そんなに多くないセリフを、暇さえあればスズメのように繰り返している。
 狭い稽古場で二十数人が口々に同じセリフをさえずっているから、正直ちょっとうざい。けど気持ちは分かる。
 
 まあ、今日はそんな日だったんだけど、バーレーン戦だよ!
 観ないと! だから、イン・ザ・プールはまた明日。
 ごめん。
 



昨日の続き(2005.06.02)

 なぜ5年前の若手稽古が中断したかというと、当時の若手に、もう勘弁してください、と言われたから。
 
 その年、僕は新人公演の演出を任されていた。演目は『まほうつかいのでし』。記念すべき演出家デビュー作だ。
 その頃若手と呼ばれていた奴らは、山中たかシを筆頭に犬飼淳治、高橋麻理、佐藤累央、仲尾あづさ、鈴木利典、一番年少が岩本達郎。そのほか今はいない数名。
 
 張り切っていたんだね、オレ。公演の半年以上前から、「お前らを鍛える」って言って、若手稽古を始めたんだ。
 飯島早苗さんの戯曲を使って、アトリエ公演ができたらいいなという感じで、実践的な稽古をやった。
 厳しかったらしいね。稽古の間中怒鳴ってたみたい。彼らの弱点を執拗に攻め、完膚なきまでに叩きのめしていたらしい。
 自分ではそれほどとは思ってなかったんだけどね。だってオレの若い頃は、芝居ができない奴は人間性まで否定されていたから。ヘタな奴は、親の悪口まで言われていたから。

 彼ら新人はこの稽古に行くのが憂鬱でしかたなかったらしい。中には神経性胃炎や不眠症に陥った者もあったとか…。
 もう我慢ならないと思った彼らは、オレに直訴しようということになった。で、山中たかシが年長ということで、労組の代表となってオレの首に鈴を着けにやってきた。

 「浩一さん、アレじゃみんな萎縮して芝居になりません。芝居は伸び伸びとやるもんだと俺ら思うンす。しばらく俺らだけで頑張りますので、当分の間遠くで見守っていてください。」

 結果として彼らの結束が強まって、自主性も芽生え、この事件?が、新人公演の成功につながったわけだが、もちろんオレはそれを見越して悪役に徹したわけではなく、そのときは無性に腹が立ったんだと思う。
 「わかったよっ。もう二度とオメェらの世話なんか見てやるかっ」そんなことを思った気がする。
 正直あんまり覚えてないんだけどね。今回の若手稽古を始めてから、飲み屋で高橋麻理にこの話をされて、思い出した次第。
  
 今思うと、多分、自分に自信がなかったんだろうなあ、あの頃のオレ。先輩にやられた嫌なことをまた繰り返すというのは、どこかで満たされていないからなんだろうなあ。
 それからもうひとつは、エネルギーが有り余っていたんだろうなあ。今はそっちのほうになかなかエネルギーが回らないなあ。 

 今、若手稽古面白いよ。こんな言い方したら、ちょっと気障かな……、彼らの弱点より、良い所に目が行くんだ。だから面白い。
 いつか今の稽古をアトリエ公演という形にしたいと思っている。
 
 
 そうだ! 明日の予告をしておこう。こうしておけば明日も書かざるを得ないからな。犬飼でさえ頑張っているのだから。
 明日は、『イン・ザ・プール』のこころだ!



衣替え(2005.06.01)

 月も変わったことだし、今日から心を入れ替えるつもり。

 相変わらず引きこもりがちの毎日を送っていたよ。『天外魔境』も126時間かけてやり遂げたよ。サブイベントが充実していて楽しかった。語り合える人がそばにいなくてつまんない。5,6年前はゲーム好きが沢山いたのになあ。
 それにしてもこんなに暇なのは何年ぶりだろう。芝居やってないと、なんだかカラダにチカラが入らないなあ。

 人の芝居は何本か観た。こういう暇な時に観ておかないとね。以下、5月に観た芝居。『レ・ミゼラブル』『エデンの東』『となりの芝生は赤い』『アイスクリームマン』『メディア』『蜜の味』『流れ姉妹』『WE WILL ROCK YOU』『最悪な人生のためのガイドブック』。

 それと、最近若手稽古というのを始めた。まあ、どこからが若手なのかという明確な基準はないのだが、一応鈴木理沙から下ということにしている。
 この若手稽古、5年前にもやっていたのだが、ある事情があって中断していた。その事情についてはまた明日。
 
 





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