ゆっくり腰ふたたび(2005.02.16)
また腰を痛めた。本当に身体が弱くなった。すべて演出を始めてからだ。役者だけの時代は医者に通ったことなどなかったのに、この数年は内科耳鼻科整形外科歯科皮膚科、あらゆる医者に掛かっている。すべて演出のせいだ。というか、役者の時はよっぽどストレスがなかったんだなあ、俺。 演出をするようになってから、ほとんど身体を動かさなくなった。当然腹が出、足腰が弱る。これではいけないと、最近まじめにプールに通うようになった。でも情けないことに身体を鍛えるための水泳で、逆に腰を痛めた。どうなっちゃったのよ俺のカラダ。 タバコもやめた。週に2度の焼肉も月1に減らし、夜はウォーキングもしている。なのに基礎代謝は一向に上がらない。腰も痛いが膝も痛い。情けない、情けない。 でも負けないよ。夏までには体脂肪率10パーセントだ。
バレンタイン(2005.02.14)
昨日『ラブ×3』が無事千秋楽を迎えた。去年は他の仕事が入っていたので、一度も稽古に参加できなかった。でも今年は一応演出補だし、ヒマだし淋しいし、本番直前は毎日稽古場に通った。 本番間際の稽古場はさぞ熱気を帯びているだろうと思っていた。しかし彼らは疲れ果て声が枯れ生気を失っていた。そんなに過酷だったのか君たち。そんなに厳しかったのか田中君。今年の彼らは例年に比べ、はるかにくたばっていた。稽古後のダメだしの時なんか、豆腐に向かって喋っているようだった。両の瞼を閉じ寝息を立てているものすらあった。しかしあまりの疲労困憊具合に怒る気も失せたよ。 だから、少し心配していたんだ。こんなに覇気がなくてちゃんとやれるのかお前ら。でもやっぱりお客さんの力は凄い。初日を終えて、あんなに疲れていた彼らの顔が笑っちゃうくらい生気に満ち溢れてきた。舞台に立つ姿もやけに力強い。稽古場ではいざこざが絶えなかったようだが、いつの間にかチームワークも生まれてきた。 ひと括りに研究生と言っても色んなヤツがいる。高校を出たばかりの子、勤め人から突然この世界に飛び込んだ者、いくつも養成所を渡り歩いてきた奴、乱暴者、臆病者、お調子者、人付き合いの苦手な奴、芝居の上手いの、下手なの、小っちゃいのや大きいの。簡単にアンサンブルが生まれるわけがないんだ。 でも色んな奴がいるから芝居は面白い。荒削りなだけに、彼らの芝居を観ていると特にそう思うんだな、きっと。
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